4.3 GPSデータの編集
GPSデータは地図上から編集できます。また、[編集]-[GPSデータの編集]で立ち上がるGPSエディタによっても編集できます。
(1)地図上からの編集地図上のポイントで右クリックすると、そのポイントについての操作が可能です。
(a)ウェイポイントの場合(新規作成)
[新規作成]-[ウェイポイント作成]を選べば、新しいウェイポイントを作成できます。(編集)
[ポイント]メニューで、トラックデータ、ルートデータ、地名データに変換できます。
トラックデータ、ルートデータに変換した場合は、「新規」という名前で新しいエントリが作られます。
[切り取り]、[コピー]、[貼り付け]のメニューを使うと、内部バッファを経由してのデータのやりとりができます。たとえば「コピー」を選択して、別のルートデータのポイントで「貼り付け」を選択すれば、そのポイントの前に新しいポイントを追加できます。(区間の区切りについて)
ウェイポイントのプロパティにある[区間の区切り]は、ルートのウェイポイントのときに意味があります。ウェイポイント単独では意味がありません。
ルートの場合、[区間の区切り]のチェックがされているウェイポイントはGPSへのアップロードの対象となり、チェックがはずれているとアップロードしません。
登山道などで、細かくルートを設定したいが、GPSへのアップロードは目標となる点のみにしたいときに使います。
(b)ルートデータ、トラックデータの場合
(新規作成)
[新規作成]-[ルート作成]を選べば、新しいルートを作成できます。
作成したいルートに沿って左クリックしてください。右クリックすると、1つポイントを戻れます。また、すべてのポイントが作成できたら、右クリックして[確定]を選択します。
作成中に、もよりの地名やウエィポイントにマウスを近づけてクリックすれば、その地名やウェイポイントにスナップできます。(編集)
[ポイント]メニューで、そのポイント一点だけについて操作できます。
[ルート]メニューまたは[トラック]メニューで、そのルートまたはトラック全体の操作ができます。それぞれ、ウェイポイント、トラック、ルート、地名の各データへ変換できます。また、トラック、ルート単位ではムービーへの変換もできます。これはムービーのカメラの動きとして使用できます。
[切り取り]、[コピー]、[貼り付け]のメニューを使うと、内部バッファを経由してのデータのやりとりができます。たとえば「コピー」を選択して、別のルートデータのポイントで「貼り付け」を選択すれば、そのポイントの前に新しいポイントを追加できます。
<<ポイント>>
地図上でウェイポイントやルートデータを作成するとき、[CTRL]キーを押しながら右クリックし[ウェイポイント作成]を選ぶと、もよりの地形のピークにウェイポイントを作成できます。ウェイポイントを山頂に合わせたいときに便利です。
また、ルートデータの場合も、[CTRL]キーを押しながら作成すれば、もよりの地形のピークにポイントを合わせられます。
<<登山道>>
地図上で右クリックして[新規作成]-[登山道作成]を選ぶと、登山用のルートが作成できます。この場合、[SHIFT]キーを押しながらクリックした点がGPSへのアップロード対象になります。あとから対象を変更するには、ウェイポイントのプロパティで[区間の区切り]をON/OFFしてください。
(2)GPSエディタでの編集[編集]-[GPSデータの編集]を選択すると、エクスプローラライクのGPSエディタが立ち上がります。
このエディタは常時立ち上げておけます。操作は、エクスプローラのように左のツリーで選択したデータの中身が右側に表示される仕組みになっています。
コピーや移動といった編集も、マウスでデータをドラッグするだけで可能です。操作方法はWindowsのエクスプローラと同じです。
もちろん、データを選択して(複数選択可能)メニューから操作することもできます。
また、任意のフォルダを作ってデータを管理することも可能です。
(3)トラックデータの編集トラックデータを構成するポイントの編集については、トラックデータ編集用のウインドウで行えます。
このウインドウを開く方法は以下の通りです。
トラックデータの編集ウインドウでは、ポイントの順番をカット&ペーストで変更することができます。なお、操作対象のポイントは複数選択できます。
- 地図上から選択する1
地図上のトラックデータの上でダブルクリックすると、プロパティが出ます。ここで、[編集]を選択すると編集できます。
- 地図上から選択する2
地図上のトラックデータの上で右クリックして、[編集]を選択すると編集できます。
- GPSエディタから
前述のGPSエディタで、トラックデータをダブルクリックすると編集ができます。
また、選択したポイントの部分的なルート断面図も見られます。
(4)アイコンについてウェイポイント等のアイコンは自作のものも使用できます。作り方はこちらをご覧ください。
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