13.13  太陽/月の軌跡の描画設定

 カシバードでは、太陽と月の位置と軌跡を簡単に表示することができます。
 ダイヤモンド富士やパール富士などを検索する場合などに使えます。

  軌跡は太陽/月1つの単独表示か、前後を等間隔で連続させた複数の表示かのどちらかを選べます。

 太陽/月の位置を設定すればカシバードのプレビュー、撮影後のどちらでも、軌跡が描画され、マウスを使ってリアルタイムに時刻を変えて見ることが可能です。
 なお、月については軌跡表示をOFFにすると表示されませんのでご注意ください。
 また、太陽にくらべて月の位置の計算精度は悪く、実際と異なる場合があります。月齢は計算していますが、月の形(どちらが欠けているか)については簡易計算です。あくまで参考としてください。

(1)カシバードの位置を設定

 カシバードを描画したい場所に移動させます。
 また、カメラの方向を見たい方向に向けます。

(2)[太陽/月]のボタンを押す

 カシバード上部のパネルの[太陽/月]ボタンを押すと軌跡の表示ができます。
 カレンダーで日付を、スライダーで時刻を動かすと、リアルタイムに太陽/月の位置を確認することができます。

(3)日の出(月の出)と日の入(月の入)の拡大

 日の出と日の入時刻付近を拡大して指定できます。
 [日の出詳細]または[日の入詳細]を押すと、当日の日の出と日の入の時刻の周辺を拡大できますので、詳細な設定が可能です。

 月についても同様です。
 月の出と月の入が決定できない場合は、表示できないことがあります。

(4)軌跡の描画タイプ

 軌跡は一定間隔で複数描くか、1つのみ描くかの選択ができます。

(5)軌跡の設定

 軌跡を描画したまま風景を描画するか、クリアするかを選択することができます。
 [軌跡を描いたままOK]を押すと、軌跡を描いたまま、撮影することが可能です。
 [クリアしてOK]を押すと、軌跡は消して、太陽/月の位置のみが設定されます。
 [キャンセル]を押すと、軌跡/月も太陽の位置も設定されません。

<注意>
 太陽/月の時間に(注意)や(Warning)が表示された場合は、地形の「高さ強調」が1.0以外になっています。このときは太陽の位置が実際と異なりますので、ダイヤモンド富士などを探す場合には注意して下さい。

<参考>
 日の出と日の入の時刻はその地点の標高の影響は考慮していますが、あくまで水平線から昇る・沈むものとしています。


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