2.2 地名の追加
地名の追加方法にはいろいろあります。
(1)手動での追加
[編集]-[地名の編集] を選択すると、地名の一覧表示のなかから地名を編集できます。新しく追加する場合は[新規作成] のボタンを押してください。地名のプロパティが表示されますので、わかっている項目を入力します。
または、地図上で右クリックをし、[新規作成]-[地名作成]を選択してもOKです。
<<ポイント>>
地図上で地名を作成するとき、[CTRL]キーを押しながら右クリックして[新規作成]-[地名作成]を選ぶと、もよりの地形のピークに地名を作成できます。地名を山頂に合わせたいときに便利です。プロパティの入力項目は以下の通りです。
緯度経度 これは必ず必要です。 標高 必ずしも必要ありませんが、わかっていれば入力します。 タイプ 地名のタイプを以下のなかから選択します。
山名
別名(山名が複数ある場合は1つの山名以外は別名とする)
峠名
山脈名
湖沼名
河川名
谷沢名
外海・内海・海峡
岬・浜など
島嶼名
普通地名
市区町村名
都道府県名
地名の種類はいくらでも増やしたり、名前を変えたりすることができます。
地名の種類の編集を行うには、[編集]-[地名の属性とレイヤー設定]メニューをご利用ください。
レイヤー その地名の重要度を表すもので、デフォルトでは以下の5段階があります。レイヤーの分け方にきまりはありません。また、レイヤーはいくらでも増やしたり、名前を変えたりすることができます。
レイヤーの編集を行うには、[編集]-[地名の属性とレイヤー設定]メニューをご利用ください。
一例では、レベル5を百名山、レベル4を二百名山+三百名山、レベル3を『日本の山岳標高1003』に掲載の山名、レベル2を20万図に載っている山名、レベル1をそれ以外、とする方法があります。
この地名にスナップする このチェックボックスをチェックすると、地名の位置にマウスを近づけたときに地名を強調表示します。また、この位置でマウスの左ボタンの機能を実行すると、地名の位置データを使って計算などの処理を行います。 測地系 上で指定した緯度経度がどの測地系で測定されたものかを設定します。
日本はTOKYO、それ以外はWGS-84とすれば、通常OKです。DATUM変換 こちらは地名の位置を変えずに、DATUMを変更します。
したがって、緯度経度の値が変わります。同じ位置を別のDATUMで表示したい場合に使います。情報をコピー クリップボードにプロパティの内容をカンマ区切り形式でコピーします。 (2)やまおたくデータからの追加
やまおたくデータから地名データを追加することができます。やまおたくデータの形式は経緯度形式のものです。
[ファイル]-[やまおたくデータを読む] を選択します。同位置の地名に対する処理法について設定をしたあと、OKを押すと地名を追加します。
やまおたくデータの場合は、「山名」と「普通地名」の2種類の区別を行います。属性フィルードが C のときは「普通地名」とし、それ以外は山名としています。また、主要な山を「レイヤー2」として、それ以外をデフォルトレイヤーに割り当てます。(3)地名データからの追加
ほかの地名データベース(.NDB)ファイルから地名データを追加することができます。
[ファイル]-[地名データからの追加] を選択します。同位置の地名に対する処理法について設定をしたあと、OKを押すと地名を追加します。(4)GPSデータからの追加
GPSデータを地名にすることができます。ウェイポイントでもトラックデータの1ポイントでもOKです。
GPSデータを開きます。
地名にしたいポイントにマウスを近づけて、[ポイント]-[地名へ変換]を選択すればOKです。GPS編集ウインドウから行う場合は、該当するポイントをクリックし、[変換]-[地名へコピー]または[変換]-[地名へ変換]を選ぶと地名になります。
(5)カシバードからの追加
カシバードで撮影した画像のなかから地名を追加できます。
あらかじめ、カシバードの[表示]-[マウス位置の標高・距離]を有効にしておきます。
カシバードで撮影後に、地名を作成したい地形上で右クリックし、[ここに地名作成]を選択します。
すると地名のプロパティが出ますので、入力してOKを押します。この地名は、カシバードでは再撮影後に有効になります。
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