11.1 一発判定

 [ツール]-[可視マップ]-[一発判定]を選択すると、この機能が使用できます。
 左側のリストボックスか経緯度入力で、基準となる位置を入力します。そして、右側のリストボックスか経緯度入力で、もう一方の位置を入力します(2点のどちらを基準にしても構いせん)。
 ここで[判定]ボタンを押すと、見えるか見えないかが断面図付きで即座にわかります。断面図でどの山が障害になっているかがよくわかります。障害地点にはマークが付くほか、地図上にも見通し線と障害地点のマークが付きます。また、[ジャンプ]-[障壁マークへ]を選択すると、障害地点を地図のセンターにスクロールできます。

 断面図は遠距離の場合には表示できないことがあります。断面図は見かけの高さの換算を行っています。見かけの高さと地球の丸みの影響を無視して描画するには[設定!]をクリックすると設定できます。

パラメータの入力

(1)山の名称
 必ずしも必要ありません。

(2)緯度・経度
 必ず必要です。

(3)標高
 必ず必要です。小数点以下は一位まで有効です。

(4)リストボックス
 地名データベースが開かれていれば、地名の一覧が表示されます。このなかから地名を選択すれば、緯度経度などのパラメータを入力する手間が省けます。

(5)判定
 パラメータを入力した後、このボタンを押すと見通しの判定を行います。また、同時に断面図の表示と障害となっている地点があればそれも表示します。この判定では気差の影響を加味しています。気差の影響の設定は[ツール]-[可視マップ]-[計算の設定]で地球半径の倍率を変えることで可能です。

(6)見える山
 基準ポイントから見える山のリストを計算して表示します。
 計算は開かれている地名データベースに基づいて行いますので、データ量によっては時間がかかることがあります。リストの項目は山名、標高、距離です。クリップボードへコピーする機能があります。
 

【参考】
 見通し線は地球の大円の一部になりますので、厳密には地図上では直線になりません(経線に沿う場合を除く)。見通し線をよ〜く見れば直線でない(円弧状になっている)ことがわかると思います。


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