8.5 SILVA との接続
カシミールでは、SILVA社製のハンディGPS『Multi Navigator』から、直接データをダウンロード、またはアップロードできます。
ダウンロードできるのは、ウェイポイントとルート、トラックの各データ、アップロードできるのは、ウェイポイントとルートのデータです。
なお、アイコン表示についてはGPS側にそのような機能がありませんのでご注意ください。
(1)ダウンロードSILVA Multi Navigatorに記録したデータをダウンロードするには、次の手順で行ってください。
(a)RS-232Cの接続SILVA GPSとPCのRS-232Cを接続します。専用のケーブルを使用してください。
(b)カシミールの準備
カシミールを立ち上げます。
データ整理のためには、新しいGPSデータベース(GDBファイル)を開くのがベターです。[新規作成]-[GPSファイル]で、新しいGDBファイルを作成します。(c)SILVA GPSの設定
とくに設定は必要ありません。
(d)ダウンロード
[通信]-[GPSからのダウンロード]を選択し、[ウェイポイント]、[ルート]、[トラック]のいずれかを選びます。 機種設定になりますので、[SILVA GPS]を選択します。機種設定が出ないときは、[通信]-[アップロード/ダウンロードリスト]を選択して、アップロード/ダウンロードリストのウインドウの[機種設定]で変えてください。
通信設定のダイアログが出ますので、COMポートを選択し、オプションを選んで、[開始]を選択します。
<オプション>
オプションとして、[GPSの標高データを使う]があります。これをチェックすると、GPSに記録されている標高値をそのまま読み取ります。チェックをはずすと、地形データの標高値に置き換えます。
また、[気圧高度計の標高データを使う]をチェックすると、GPSの標高値ではなく、気圧高度計による標高値の記録を読み取ります。
(e)アップロード/ダウンロード リスト
ダウンロードしたデータはいったん、アップロード/ダウンロードリストに入ります。
ここで、不要なデータや名前の変更を行ってから、カシミールのGPSデータベースに登録することができます。
カシミールのGPSデータベースに登録するには、[カシミールに保存]を選んでください。なお、このウインドウからもアップロード/ダウンロードの操作が可能です。
(2)アップロードSILVA GPSにデータをアップロードするには、次の手順で行ってください。
(a)RS-232Cの接続SILVA GPSとPCのRS-232Cを接続します。専用のケーブルなどを使用してください。
(b)カシミールの準備
カシミールを立ち上げます。
アップロードするデータが入っているGDBファイル等を開くか、あるいは作成します。(c)アップロード
[編集]-[GPSデータの編集]を選択し、GPSエディタを立ち上げます。
右側のリストから、アップロードするウェイポイントやルート、トラックを選択し、[通信]-[アップロード予約]-[選択データ]を選択します。
また、地図上から、ウェイポイント等を右クリックして、[アップロード]を選択してもOKです。(d)アップロード/ダウンロード リスト
アップロードするデータはいったん、アップロード/ダウンロードリストに入ります。
ここで、名前の変更や不要なデータの整理を行ってからアップロードできます。名前の変更は、該当データをクリックすることで行えます。
また、数個以上のデータを選択状態にして(CTRLキーを押しながらクリック)、[一括名前変更]を押すと、名前を一度に変更できます。この場合、地名データと同じものがあれば、地名データの読みからローマ字を自動生成することもできます。[名前の整理]では、同じ位置のウェイポイントを一つの名前にすることができます。名前はウェイポイントの最初に現れたものに置き換えられます。
[機種設定]が[SILVA GPS]になっていることを確認してください。
以上の作業が終わったら、[アップロード]ボタンを押します。
(e)アップロードの開始
必要に応じてオプションを選択し、[開始]ボタンを押してアップロードを開始します。
<オプション>
オプションとして、[GPSのウェイポイントを全て削除してからアップロードする]があります。これをチェックすると、GPSに記録されているウェイポイントをすべて消してから新しいデータを転送します。
チェックが付いていないときは、既存のものはそのままで新しいデータを追加します。
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