キャッシュの設定

 カシミールでは、大量の地図データを効率よく処理し、さらに、少ないメモリでも広大な地図を一度に表示できるようにするために、キャッシュシステムを搭載しています。
 キャッシュにはメモリキャッシュ、ディスクキャッシュ、湖のキャッシュの3種類があり、それぞれをお使いのシステムに応じて最適に調整することで最大限のパフォーマンスを発揮できます。

 キャッシュの設定は[表示]-[キャッシュの設定]で行います。

 通常の使用では、[キャッシュ設定を自動で行う]にチェックしておけば、お使いのマシンのスペックに合わせた最適な設定になります。
 手動で設定する場合は、以下を参考にしてください。

(1)メモリキャッシュ

 メモリキャッシュはカシバードの描画や、地図表示の1次キャッシュ、3次キャッシュなどに使用されます。kBytes単位で設定します。5000kBytes以上で、できるだけ大きく取りますが、搭載メモリが少ない場合は大きく取るとプログラムが異常終了することがあります。搭載メモリの10%程度を目安にしてください。

(2)ディスクキャッシュ

 ディスクキャッシュは地図表示の2次キャッシュとして使用されます。MBytes単位で設定し、5MBytes以上でできるだけ大きく取ります。容量の大きな高速なハードディスクに設定します。ディスクキャッシュの場所は[ディスクキャッシュするフォルダ]で設定します。

(3)湖のキャッシュ

 湖はデータ量が大きくなるためキャッシュ方式で保存しています。たくさんの湖を使用する場合はキャッシュを大きく取るとパフォーマンスが上がります。キャッシュのフォルダは[ディスクキャッシュするフォルダ]と同じフォルダになります。
 

<ヒント>

 地図表示などが重くなった、といった症状が出た場合は、[キャッシュのクリア]を実行してみてください。


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