カシミール3D Ver8.0 バージョンアップ情報

 今回のバージョンアップでは、とくにカシバードのプレビューが大きく改良されています。
●[カシバード]プレビュー機能を大幅に強化。DirectX9に対応。

■概要

 プレビュー機能を大幅に強化し、撮影しなくても風景の大部分の設定をリアルタイムに確認、再現できるようになりました。

 ただし、この機能を使うには、Microsoft社が配布しているDirectX9をインストールして動作できることが条件になります。お使いのパソコンによっては動作しない場合や、重すぎる場合があります。このときは従来タイプのプレビューも使用できます。

 Microsoft DirectX9 の入手は下記より。
 http://www.kashmir3d.com/directx/

■注意!!
 プレビューの動作は、お使いのパソコンのビデオボードの性能に大きく依存します。お使いの製品によって、画像が正しく表示されなかったり、動作が重いなどの問題が発生する可能性があります。
 最新のディスプレードライバが入手できれば、アップデートすることを強くおすすめします。初期状態のドライバではDirectX9に正式に対応していなかったり、動作が重いことがあります。
 なお、パソコン初心者の方には上記のアップデート作業は困難が予想されますのでお避け下さい。

■設定
 プレビュー機能は[3D]-[カシバードのプレビュー設定]で設定できます。設定項目の詳細は下記の通りです。

<1頁目>
 ○DirectX 9 を使う(D) <高機能プレビュー>
 →今回導入された高機能なプレビューを使用します。
 ○DirectX 5 を使う(X) <低機能プレビュー>
 →従来のプレビューです。高機能プレビューが動作しないか、重い場合はこちらを選択してください。
 ○Direct3D を使わない(N) <簡易プレビュー>
 →DirectXを一切使用しないで簡易な表示をします。


<2頁目>
 プレビューで使用する機能のON/OFFです。動作が重い場合は、チェックを外していくことで軽い動作にできます。また、パソコン(ビデオボード)の性能によっては使用できない機能が出ることがあります。

 □テクスチャ機能を使用する(T)
 →地図や詳細な風景設定を表示します。
 □[詳細色]の風景設定を反映する(S)
 →詳細な風景設定を使用します。
 □地名を表示する(N)
 →地名表示を行います。
 □アイコンを表示する(I)
 →地名やGPSのアイコンを表示します。
 □雲を表示する(C)
 →雲を表示します。
 □霧または霞を表示する(F)
 →霧または霞を表示します。
 □光源方向を忠実に再現する(L)
 →太陽の光の方向の設定を反映します。


<3頁目>
・データ量の設定
 高速でメモリ(ビデオメモリ)が充分にあるマシンでは、データ量を多くすることができます。逆に、動作が重い場合はデータ量を少なくすると改善できる場合があります。

・アイコンのサイズ
 地名やGPSのアイコンサイズをメートル単位で設定でします。

・マーカーサイズ
 断面図やグラフと連動して表示するマーカーのサイズをメートル単位で表示します。


<4頁目>

 おすすめの操作方法
 カシバードおすすめの操作方法はマウスによるコントロールです。


・画面の上下左右(パン・チルト)

 カシバードの画面で左クリックしながらドラッグすると、その方向にカメラを振ることができます。

・前後左右への移動

 カシバードの画面で右クリックしながらドラッグすると、前後左右にカメラを自由に移動できます。


・上下への移動

 カシバードの画面でマウスのホイールを動かすと、カメラを上昇下降できます。

■一時設定
 プレビューを使用する際に便利な一時設定がカシバードのメニューにあります。

・[表示]-[プレビューの機能を最低にする(L)]
 一時的にプレビューの機能を最低にします。機能を最低にすることで動作を軽くするなどの用途に使えます。

・[表示]-[プレビューでオンライン地図を取得(Q)]
 表示する地図や地形データがオンライン地図の場合に、必要な部分を自動的にダウンロードします。
 この機能をONにすると、応答が悪くなることがあります。


■制限事項
 高機能プレビューでも以下の設定などは反映されません。

  • パノラマカメラの効果が表示されない。
  • レイトレカメラが反映されない。
  • 風景設定の[効果]が適用されない。
  • 風景設定の[地形]の材質は平野のものが全体に適用されます。
  • 風景設定の[雪]の残雪量は完全に反映されない。
  • 波が表示されない
  • 撮影距離が反映されない(地名の表示範囲には摘要)
  • ピント機能は反映されない
  • フィルム機能は反映されない
  • ムービー確認で風景は変化しない。(太陽位置は除く)
  • [霧]と[遠くをかすませる]が同時に指定されている場合は霧が優先されます。
  • 地図画像を合成している時は地形が粗くなることがあります。
  • カシバードのフォーカスがはずれると更新が止まります。

■質問と回答
Q.高機能プレビューが使用できません。
A.ビデオカードの性能が充分ではありません。従来の低機能プレビューでお使い下さい。

Q.地図や模様が徐々に貼り付いていきます。
A.そのような動作仕様になっています。

Q.地図がボケたような部分があります。
A.場所によっては解像度が低下する仕様になっています。

Q.遠方の風景がパタパタします。
A.ビデオカードの性能による問題です。ドライバをアップデートすることで解決することあります。

Q.DirectX9をアンインストールしたい。
A.アンインストールはできません。旧バージョンとの互換性が保たれていますので、そのままで問題ありません。
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●地図画面で無段階ズームを可能にした。

 従来は1倍、2倍、4倍などの倍率のみでしたが、その間の倍率も選択可能にしました。なお、縮小方向は0.25倍までです。
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●地図の縮小表示時の動作を改良。
 縮小表示でも快適に地図操作できるように改善しました。
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●ビットマップ地図で24ビットBMPファイルを使用可能にした。
 従来は8ビットBMPのみでした。
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●ジャンプおよび検索機能で検索結果に「よみ」も表示するようにした。

 カシミール本付属地図やNDB地名ファイルのデータで「よみ」を表示します。
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●地図セットの削除機能を追加。

 [ファイル]-[地図の保存先・容量の設定]で、地図セット削除を可能にしました。使わなくなった地図などを削除できます。
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●[カシバード]撮影時にオンライン地図であれば地図画像もダウンロード可能にした。
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●[Exif]au A5501Tの規格外の位置情報に対応した。
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●[可視マップ]フルカラー表示のときのみ表示可能に変更した。
 [高速表示]では表示できません。フルカラー表示してください。
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●その他バグ修正。
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この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50mメッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平15総使、第241号)