Kashmir Station

カシミール3D Ver6.16 アップデート情報
What's New Kashmir 3D

Last updated 02.Feb,2002


 今回は、断面図機能の完全なリニューアルを行いました。新たに多彩なグラフ表示機能が追加され、トラック編集でもグラフ表示が利用できます。

  1. 断面図・ルート断面の大幅なリニューアル

     断面図関係を完全に作り直しました。
     単なる断面図ばかりでなく、多彩なグラフ表示ができます。

    (1)多彩なグラフ表示機能。

     新しい断面図表示・グラフ表示では、横軸と縦軸を数種類の項目から選択することができます。
     横軸は[距離][時刻]の2種類。縦軸は[標高][距離][速度][傾斜]の4種類のなかから選べます。
     これはとくに、GPSのトラックデータの表示には威力を発揮します。たとえば、横軸を「時刻」、縦軸を「速度」にすれば、どこで休憩していたのか、どこで最高速度を出していたのかが、簡単に把握できます。


    (例1)
     横軸を距離、縦軸を標高にとった例です。これは従来の断面図・ルート断面と同じです。さらに、近傍の地名があれば表示されます。

    (例2)
     横軸を距離、縦軸を傾斜にとった例です。傾斜のきつい場所がどこにあるのか、事前に確認できます。

    (例3)
     横軸を時刻、縦軸を速度にとった例です。横軸を時刻にとることで、実際の行動が時間を追って再現できます。速度表示では、休憩場所なども一目瞭然。

    (例4)
     横軸を時刻、縦軸を距離にとった例です。いわゆるダイアグラム表示も可能です。


    (2)拡大・縮小も自由自在。

     新しい断面図表示・グラフ表示では、横軸、縦軸の拡大・縮小も自由自在です。ツールバーのジョグダイアルを回すだけで、拡大・縮小ができます。右クリックメニューからも可能。
     グラフ上でマウスをドラッグすれば、地図と同じようにスクロールも簡単にできます。



    (3)地図−断面図(グラフ)の連動。

     新しい断面図表示・グラフ表示では、マーカーアイコンを表示できます。このマーカーはマウスで動かして、各ポイントの情報を表示することができ、さらに、地図画面にも同じマーカーが表示され、地図上でもマーカ−を操作できます。断面図やグラフの位置関係を簡単に把握できます。
     なお、マーカーはツールバーにある、ジョグダイアルでも動かせます。



    (4)選択範囲の指定ができる。

     新しい断面図表示・グラフ表示では2つのマーカーを表示して、範囲を選択することができます。選択範囲の情報は、右側の情報ウインドウに表示され、最高速度や、距離などを測定することができます。
     もちろん、地図上からもマーカーを動かして選択範囲を決められます。
     ルートなどの区間がある場合は、区間選択ボタンでも選択できます。



    (5)配色も自由に変更可能。

     新しい断面図表示・グラフ表示の配色は、[設定...]メニューで自由に変えることができます。そのほかのオプション設定機能も充実。


  2. [GPS]トラックデータの編集機能に、グラフ表示を追加。

     トラックデータをダブルクリック→[編集]で表示される、トラックの詳細な編集ウインドウにグラフ表示の機能を付加しました。
     グラフ機能は、新しい断面図表示・グラフ表示と同じものです。
     [トラックポイントのリスト]-[グラフ]-[地図]の3つの間で、マーカーや選択範囲を連動させて表示することができます。



  3. 地図からの右クリックメニューに[見通し]を追加。

     見通し判定を行うためのメニューです。従来は断面図と兼用していましたが独立させました。

  4. 地図のクリップボードへのコピー、BMPへの保存でスケールも表示できるようにした。

  5. [カシバード]風景設定に「単色・スケッチ風」を追加した。

     こんな感じの画像を作成できます。

  6. スケールの伸張の際に幅を変えないようにした。

  7. 地名の追加で同位置を別名で登録すると地名が表示されないバグ修正。

  8. 地図の圧縮で緯度経度を指定した圧縮ができないバグ修正。

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本ページの画像は国土地理院刊行の数値地図25000(地図画像)を使用して作成しました.