Kashmir Station

カシミール3D Ver6.0 Beta8 アップデート情報
What's New Kashmir 3D

Last updated 02.Feb,2002


 今回のバージョンアップは、地図画像などを3D表示する機能や、地図画像上での可視マップの作成など、地図画像の利用をより便利にする機能をはじめ、GARMINの次世代GPS eMAP,eTrexへの対応、バグの修正などです。
 また、表示測地系が変更できるようになりましたので、測地系2000の移行期にも対応できます。

  1. 表示測地系を変更できるようにした。

     従来は「地図」の測地系は変更できましたが、「表示」の測地系は常に地図と連動してました。
     本バージョンから「表示」測地系を独立に設定できるようにしました。このため、メニューの配置が変更になっています。

    ■表示測地系の設定
     [表示]-[表示測地系の設定]
     [地図パネル]のコボボックス

    ■地図測地系の設定
     [編集]-[地図測地系の設定]
     [ファイル]-[開く]-[地図]-[地図測地系の設定]
     表示測地系を変えれば、地図がTOKYO測地系で測量されたものでも、測地系2000の緯度経度を扱うことができます。
     富士山の緯度経度が新しい測地系でいくらになるのか・・、なども調べられます。
    TOKYO測地系で表示した場合
     地図の測地系に関係なく、地名の作成時はTOKYO測地系で作成できます。
    日本測地系2000で表示した場合
     地名の作成の時は測地系2000で作成できます。
     緯線経線の位置も左とは異なっています。

  2. ジャンプメニューに、[現在地図をマーク]メニューを追加。

     このメニューを実行すると、現在開いている地図を[ジャンプ]メニューに追加しますので、地図の変更が簡単になります。

     縮尺の違う地図を作れば縮尺変更機能としてもつかえます。
    開いている地図をマークする
    ジャンプメニューから地図を切り替えられます

  3. [ガイドパネル]の[POINT]表示にUTM表示を追加した。

    Xが緯度方向、Yが経度方向です。

  4. スケールを表示した場合、次回起動時にも表示するようにした。

  5. スケールの色に白色を追加。

     スケールの色は、スケールを右クリックすると変更できます。

  6. MAT地図の場合に可視マップが正常に作れないバグ修正。

     MAT地図の場合、2D地図の解像度で可視マップを作成します。したがって、[高精密に計算]ですと非常に時間がかかる場合があります。このときは[粗く計算]を行うと標高地図の解像度になります。
     マニュアルの場合は[すべての点を計算する]のチェックをはずすと標高地図の解像度になります。

     地図画像を標高データに重ねても可視マップが作成できます。

     しかもこのときはかなり詳細に作成できますが、データ自体は標高データの解像度ですので、精度があがるわけではありません。

     また、詳細にやると時間がかかります。
     通常は[粗く計算]で十分です。このとき、標高データの解像度に一致します。
    富士山の可視マップ
  7. 上記に伴い可視ファイル(.VAM)のフォーマットを変更した。上位互換。

  8. 見える山のリストの出力で項目毎にソートできるようにした。

  9. MAT地図から標高地図に変更すると湖が出ない場合があるバグ修正。

  10. CMP地図を接続した場合に異常に表示が重くなるバグ修正。

  11. ルート作成時のバグ修正。

  12. 可視マップ関連のバグ修正。

  13. [断面図]上限の標高を設定できるようにした。

  14. [GPS]GPSエディタでウェイポイント等のリストをソートできるようにした。

  15. [GPS]GARMIN製GPS受信機 eMAP, eTrex に対応した。

     ライトスタッフさん、I.D.A.さんにはお世話になりました。
    eMAP
    内蔵地図が表示できる
    eTrex
    小型・軽量・防水性でトレッキングに最適
    問題のファームのバグも修正された。

  16. [GPS]GARMIN ウェイポイントアイコンに対応した。(追加)

  17. [GPS]GARMIN製受信機との通信がうまくいかないことがあるバグを修正。

     ノロシ山さんにはたいへんお世話になりました。

  18. [GPS]GPSエディタのバグ修正。

  19. [カシバード]MAT地図の場合に自動的にマッピングをできるようにした。

     この設定は[風景の設定]の[マッピング]のなかの、[自動的にマッピ ングする]をチェックすると有効になります。
     MAT地図の場合、2D地図が標高地図にマッピングされます。

    韮崎泥流付近(山梨)

  20. [カシバード](地図との合成マッピング)の風景プリセットを追加。

     MAT地図の場合、2D地図が標高地図にマッピングされるようにした風景プリセットです。標高塗り分けになっています。

  21. [カシバード]地図画像と標高地図の場合に地図要素毎にマッピングのON/OFFをできるようにした。

     地図画像と標高地図を読み込んだ場合、道路、等高線、川などの要素を分解してマッピングできるようにしました。
     この設定は[風景の設定]の[マッピング]のなかの、[地図の文字・記号のみを抜き出す]をチェックすると有効になります。
    上高地付近
    パレットの色を変えて原色に近くした方が抜けがよくなります。

  22. [カシバード]可視マップをマッピングしたときに半透明にできるようにした。

     この設定は[風景の設定]の[マッピング]のなかの、[半透明色]をチェックすると有効になります。


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本ページの画像は国土地理院刊行の数値地図50mメッシュ(標高)と数値地図25000(地図画像)を使用して作成しました.