Kashmir Station

カシミール3D Ver6.0 Beta5 アップデート情報
What's New Kashmir 3D

Last updated 02.Feb,2002


 可視判定に重要な仕様変更があります。
 ほかに、バグ修正、断面図関係の改良などがあります。

  1. <重要>可視判定の仕様を一部を変更(スイッチで切り替え)

     2点間の見通しの判定をする場合、展望する地点(基準ポイント)付近の地形の影響を避けるため(たとえば蓼科山のような山頂が広いところなど)、基準ポイントに隣り合ったメッシュの判定を無視しています。
     従来、この処理は展望される側(判定ポイント)には入れていないため、基準ポイントと判定ポイントを入れ替えると結果が異なることがありました(例:槍ヶ岳−蓼科山)。
     しかし、デジタル地図の量子化誤差の影響で、判定ポイント側の地図上のピークがずれることがあり、これが判定に影響を与えることがあります(例:白山−北岳)。
     このことを考慮し、このバージョンより判定ポイント側にも、近傍地形の影響を受けないように、隣り合ったメッシュの判定を無視する処理を入れました。
     これにより従来では「見えない」とされたケースが「見える」となる場合があります。
     なお、この設定は次次項目で解説する設定で切り替えることができます。

  2. 一発判定(断面図)の判定と、[見える山のリスト][カシバードの山名]の結果が異なる問題を修正

     この原因は一発判定が、判定ポイント→基準ポイントでトレースしているのに対して、[見える山のリスト][カシバードの山名]は基準ポイント→判定ポイントでトレースしているため、前項目の仕様が原因で判定結果が異なることがあった。
     今回より、すべて、基準ポイント→判定ポイントでトレースするように変更した。

  3. 計算仕様の設定メニューを追加

     [表示]-[計算仕様の設定]にメニューを追加し、[気差を含んだ地球半径の倍数]、前々項目の[近傍地形の影響]の設定を可能にしました。
     [気差を含んだ地球半径の倍数]は従来可視マップメニューにあってわかりにくかったのでこちらにも入れました。

  4. USGS30秒メッシュ(GTOPO30)を読み込むとエラー表示が出るバグ

  5. USGS30秒メッシュ(GTOPO30)で「不正な処理エラー」が発生するバグ修正

  6. パレットに「衛星写真の色分け」のパレットを追加

    「衛星写真の色分け」を使用した例。

  7. [地名へジャンプ]あるいは各種ダイアログの地名リストで、過去の検索キーを10個まで保存できるようにした

    地名へのジャンプ。

  8. [地名へジャンプ]あるいは各種ダイアログの地名リストで、検索キーを入力後に[Enter]キーで検索を開始できるようにした

  9. 一発判定、および断面図のダイアログで、以前の設定を保存するようにした

  10. [断面図]断面図に地名を表示するようにした。色、フォントの変更も可能

    地名を表示した例。

  11. [断面図]断面図のアイコンを選択できるようにした

    断面図の設定ダイアログ。

  12. [断面図]断面図の左端の稜線が欠ける問題を修正。

  13. [断面図]右クリックで断面図を描くときに山名にスナップしないバグ修正。

  14. [断面図]複数区間の断面図で障害位置の描画位置がおかしくなるバグ修正。

  15. [カシバード][かすみ]の視程を50kmなど遠くにしても白い霞が残るバグ修正。

  16. GTOPO30 で緯度方向に1メッシュ地図がずれるバグ修正。

  17. ビットマップ地図で一番南のピクセルが表示されないバグ修正。

  18. USGS30秒メッシュを圧縮すると地図がずれるバグ修正。

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本ページの画像は国土地理院刊行の数値地図50mメッシュ(標高)を使用して作成しました.