■プラグインのインストール

 まず、カシミールの準備とプラグインのインストールが必要です。
 カシミール3D本体についてはすでにインストール済みとします。本体のキットはどれでも構いませんが最新のバージョンをおすすめします。
 カシミール3Dのダウンロードはコチラです。
 また、解説本付録のものでもOKですが、この場合コチラのアップデートセットでバージョンアップしてください。
 
 さらに「基盤地図情報(標高)プラグイン」が必要です。
 入手先は「こちら」になります。

 ダウンロードしたファイルをダブルクリックで実行して、プラグインをインストールしてください。

■標高データの入手

 次に標高データを国土地理院のサイトから入手します。

  1. 国土地理院の基盤地図情報のページを開きます。

  2. 「基盤地図情報の閲覧・ダウンロード」を選びます。


  3. 「ログイン」を選びます。


  4. 初回は登録をしてIDとパスワードを取得します。
  5. 「JPGIS 2.0(GML)」を選びます。
    JPGIS2.0 の方でも読めますが、ファイルサイズが大きいのと読み込みに時間がかかるので、GMLの方をお薦めします。


  6. 地図から選択する場合
    • データの種類と地域を選択したあと、5mメッシュ、10mメッシュ、のいずれかの「地図から選択」を選びます。


    • 「Click」ボタンを押して、入手したいメッシュをクリックします。
      選択が終わったら、「選択完了」ボタンを押します。

      そのほかの操作方法はサイトの説明を見てください。
      このあとは手順7に飛んでください。

  7. 都道府県でまとめて選択する場合
    • データの種類と地域を選択したあと、「次へ」を押します。


    • ダウンロード項目を選択したあと、「選択して次へ」を押します。



  8. ダウンロードのページになりますので、「ダウンロード」ボタンを1つずつ押してダウンロードするか、「まとめてダウンロード」ボタンでダウンロードします。
    ダウンロードするのは標高モデルのみで、その他は不要です。


  9. エクスプローラでダウンロードしたファイルがあるフォルダを開きます。


  10. ダウンロードしたファイルを1つずつダブルクリックし、中身のXMLファイルをどこか1つのフォルダにまとめてコピーします。




■標高データを変換する

  1. カシミールを起動する
    カシミールを起動します

  2. 標高データをドラッグ&ドロップする
    エクスプローラからXMLファイルの1つ(1つだけ!)をカシミールへドラッグ&ドロップします。
    もしくは、[ツール]-[基盤地図情報(標高)]-[標高データの変換]メニューから、XMLファイルを1つ選択します。


  3. 変換のためのウィザードが表示されます。(出なければプラグインがインストールされていません)
    変換後のファイルの保存先フォルダを指定します。
    • 変換済みのものがあった場合は、変換をスキップするには「すでに変換済みの地形データは無視する」にチェックを入れます。
      最初に選択したXMLファイル1つのみを変換したい場合は「同じフォルダのすべてのXMLファイルを変換する」のチェックを外します。
    • 「同じフォルダのすべてのXMLファイルを変換する」チェックを付けた場合は、同じフォルダにある同じ種類の標高データをすべて変換します。
    • 変換するデータが5mもしくは10mメッシュ標高データの場合は「1cmまで標高を記録する」を選べます。
      チェックを付けた場合は、データを最大1cm単位まで記録できるようになり、微地形の再現が可能になります。ただし、ファイルサイズが大きくなりますので、この機能が不要な場合は、チェックを外すこともできます。
      チェックを付けた場合は《拡張》フォーマットの名称がつきます。(この場合、元データの解像度と同じ1cmまでの標高値をファイルに記録しますが、現時点で表示に使用できるのは10cm単位までです)


  4. 「次へ」を押します。

  5. 「開始」を選択して変換を開始します。

  6. 完了したら、「地図を開く」にチェックを入っていることを確認して「完了」を押すと自動的に地図が開きます。
    最初の表示位置が悪い場合がありますので、適宜地図をスクロールしてください。

    もしくは、変換後のXEMファイルをエクスプローラからすべて選択して、カシミールにドラッグ&ドロップしても地図を開けます。



    一度変換したデータは[ファイル]-[地図を開く]メニューから簡単に開けます。
    毎回変換する必要はありません。
    変換済みのXMLファイルは不要ですので削除してかまいません。


     


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