3D Landscapes CG

TIPS
Last updated 2,Jul.1997.


 カシミールや風景CGに関連するTIPSをご紹介していきます。

USGS30秒メッシュの最新情報
 USGS30秒メッシュは'97年2月に構成が変更されました。詳しく調べたところ、フォーマットは変わっていないことがわかりました。カシミールでも従来通り使用できます。
 なお、30秒メッシュファイルは1つで100MB以上あるものがあるので、注意です。
 Ver4.1からは名前を変更しなくても使用できます.
 詳細は以下の通りです。

  1. USGS30秒メッシュの収録ディレクトリの変更
     FTP先のディレクトリが以下の場所に変更になっています。
    ftp://edcftp.cr.usgs.gov/pub/data/gtopo30/global/

  2. 収録データの範囲が変わっています
     従来は大陸ごとに収録ファイルが分かれていましたが、今回より地球を等間隔のメッシュに区切って収録されています。収録地域とファイル名を探すには以下から可能です。
    http://www1.gsi-mc.go.jp/gtopo30/gtopo30.html

  3. カシミールで使うには
     カシミールで使うには以下の手順でできます。

    1. 必要なファイルをダウンロードする。
       日本付近ならば、e100n40.tar.gz です。

    2. gzip で解凍する。
       gzip を使って解凍します。gzip はNIFTY-SERVE FUNIXなどにあります。
        gzip -d e100n40.tar.gz

    3. tarを使って展開する。
       tarを使って個々のファイルに展開します。
        tar xvf e100n40.tar

    4. いくつかのファイルができますが、カシミールで使うのは.demと.hdrの名前が付いたものだけです。それ以外は削除してかまいません。

    5. 名前を変える
       .demのファイルを.bilに名前を変えます。
       e100n40.dem -> e100n40.bil

    6. あとは従来のUSGS30秒メッシュと同じように.bilの名前のついたファイルをカシミールで開けばOKです。

カシミールの色付けのアドバイス
 カシミールのシーンデータを作成するときの色付けテクニックのご紹介です。
  1. 色付けについて
     「雪」とか「崖」の色をその色にする必要はありません。たとえば、「崖」を緑にすれば森の感じになりますし、雪に岩の色をつけて、山頂部を 岩山にしてもかまいません。

Vistapro の地形データをカシミールで使用するための方法
 VISTAPRO のDEMデータには北アルプスなどのデータがあります。本体とは別売りですが、パソコンショップで容易に手にはいります。
 このデータをお持ちの方はこのデータをカシミールでも使いたいと思うでしょう。これは以外に簡単にできます。
 Ver4.1からはBMP2GRAYを使う必要はありません.
  1. VISTAPROでDEMデータをPCXに変換する
     まず、変換したいDEMデータをVISTAPROで読み込んで、[変換]-[DEM->PCX]を選択します。これでPCXファイルを作ってください。

  2. ペイントでBMPに変換する
     上でできたPCXファイルをWindows95付属のペイントを立ち上げて読み込みます。そして、[ファイル]-[名前を付けて保存]で「256色ビットマップ」を指定して保存します。

  3. BMP2GRAY を使う
     上でできたビットマップファイルは、色が正規のグレースケールになっていません。そこで、拙作のbmp2gray.zip(84K)を使って、上記のビットマップファイルを正規のグレースケールに変換します。使用法はファイル名を入れて[変換]ボタンを押せばOKです。もとのビットマップファイルが書き換えられて出力されます。
     カシミール以外のCGソフトを使う場合はこのビットマップファイルを使います。
     Ver4.1ではこの作業は必要ありません.

  4. カシミールでビットマップを読み込む
     カシミールを立ち上げて、[ファイル]-[地図を開く]-[グレースケール]を選択して、上で作ったビットマップを指定します。つづいて、「地図情報の設定」画面になりますので、[グレースケールあたりの標高]に16mを設定します。

     また[1メッシュあたりの緯度・経度]に3秒程度の値を入れます。地形データの縮尺がわかっていない場合は、この値をいろいろ変えてみてください。地形がなだらかになりすぎるときは小さな値を入れます。なお、地図を一回読み込んだあとのこれらの値の変更は[ファイル]-[地図を開く]-[地図情報の変更]でビットマップと同じ名前の HDR ファイルを指定してください。
     Ver4.1の場合は[色を無視する]もチェックしてください.

  5. 地形データが表示されます
     地形データが表示されましたか?
     なお、この地形の標高は0mは海抜ではなく、地形の中の最低標高になりますので、ご注意ください。
     次回からはこのビットマップを指定するだけで地形データが使用できます.

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