火星画像データ(衛星写真)
Mars Digital Image Model (MDIM)

アスクラエウス山

火星を周回する探査機によって火星表面の膨大な衛星写真が撮影されています。
1996年11月に打ち上げられた Mars Grobal Surveyer や Mars Odyssey によって撮影された衛星写真をカシミール3Dで使えるようにしてみました。

Mars Digital Image Model 2.1(MDIM)
MDIM は Mars Grobal Surveyer や Mars Odyssey によって撮影された画像を、すべてつなぎ合わせて、火星全球の画像にしたものです。
最初に Viking Orbiter によって撮影された画像で作られた MDIM 1.0 がありましたが、それよりも解像度が格段にアップしています。
詳しくは下記を参照してください。
http://astrogeology.usgs.gov/products/Mars-Global-Digital-Mosaic-MDIM-2.1/
ただし、白黒の画像です。今回は、MGSで別途撮影されたカラーの画像を合成したものも作って見ました。(ただし雲が写っている部分あり)

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Last updated 23.Jan,2012

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白黒バージョン(部分)
MDIM 1/256 deg 解像度使用。MER Spirit着陸地点クレータ。

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MGSカラーバージョン(部分)
MDIM 1/256 deg 解像度使用。MER Spirit着陸地点クレータ。

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MER オポーチュニティ着陸地点
MDIM 1/256 deg 解像度の画像を、MOLA の 1/128度メッシュ地形データに被せた。

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アルシア山
MDIM 1/256 deg 解像度の画像と、MOLA の 1/128度メッシュ地形データでMAT作成。

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河川の跡か
MDIM 1/256 deg 解像度の画像と、MOLA の 1/128度メッシュ地形データでMAT作成。

火星の地形データについてはこちらへ。
Mars Digital Image Model 2.1 (MDIM)
 MDIM 2.1 をカシミール3D用の形式に変更した物です。、白黒バージョンとオリジナルのカラーバージョンがあります。
MDIMには4種類の解像度があり、もっとも細かい詳細な写真が 1/256度解像度 で、もっとも粗いものが 1/16度解像度です。
 なお、ファイルは非常に巨大なので、アクセスが集中するとダウンロードできないことがあります。

  1. 下記のデータをダウンロードします。

    MDIM 2.1 MGSカラーバージョン NASA/JPL/MSSS (商用利用不可)
    モノクロのMDIMにMGSで撮影したカラー画像で着色した物です。南緯度の高い部分はカラーデータが無いため着色されていません。 このデータは当サイトオリジナルです。
    1/256解像度のデータ
    MDIMc256a.xem〜MDIMc256p.xem(全16ファイル/ 547 Mb)
    データ量大きいので注意! 回線が細いので1つずつダウンロードしてください。
    緯度\経度 -180°〜-90° -90°〜0° 0°〜90° 90°〜180°
    45°〜90° [MDIMc256d.xem] [MDIMc256h.xem] [MDIMc256l.xem] [MDIMc256p.xem]
    0°〜45° [MDIMc256c.xem] [MDIMc256g.xem] [MDIMc256k.xem] [MDIMc256o.xem]
    -45°〜0° [MDIMc256b.xem] [MDIMc256f.xem] [MDIMc256j.xem] [MDIMc256n.xem]
    -90°〜-45° [MDIMc256a.xem] [MDIMc256e.xem] [MDIMc256i.xem] [MDIMc256m.xem]
    全部落とさなくても部分結合可能。
    1/64解像度のデータ
    MDIMc064.xem(全1ファイル/ 45 Mb)
    [MDIMc064.xem]
    1/16解像度のデータ
    MDIMc016.xem(全1ファイル/ 4 Mb)
    [MDIMc016.xem]

    MDIM 2.1 白黒バージョン NASA/JPL
    オリジナルのMDIMより作成したモノクロバージョンの画像です。
    無劣化圧縮のためサイズが大きいです。
    サーバー負荷増大のため、白黒バージョンのダウンロードはただいま中止しています。カラー版をお使いください。再開時期未定。
    1/256解像度のデータ
    MDIMb256a.xem〜MDIMb256p.xem(全16ファイル/ 3037 Mb)
    データ量大きいので注意! 回線が細いので1つずつダウンロードしてください。
    緯度\経度 -180°〜-90° -90°〜0° 0°〜90° 90°〜180°
    45°〜90° [MDIMb256d.xem] [MDIMb256h.xem] [MDIMb256l.xem] [MDIMb256p.xem]
    0°〜45° [MDIMb256c.xem] [MDIMb256g.xem] [MDIMb256k.xem] [MDIMb256o.xem]
    -45°〜0° [MDIMb256b.xem] [MDIMb256f.xem] [MDIMb256j.xem] [MDIMb256n.xem]
    -90°〜-45° [MDIMb256a.xem] [MDIMb256e.xem] [MDIMb256i.xem] [MDIMb256m.xem]
    全部落とさなくても部分結合可能。
    1/64解像度のデータ
    MDIMb064.xem(全1ファイル/ 215 Mb)
    データ量大きいので注意!
    [MDIMb064.xem]
    1/16解像度のデータ
    MDIMb016.xem(全1ファイル/ 14 Mb)
    データ量大きいので注意!
    [MDIMb016.xem]

  2. ダウンロードしたデータを同一のフォルダに置きます。

  3. 地図の開き方
    カシミール3D Ver8.0.9 以降をご利用ください。これ以前では読めません。
    XEMファイルをカシミールにドロップしてください。

    ※XEMファイルをドロップすると、自動的に[地図を開く]-[ビットマップ地図]に地図が登録されます。次回からはXEMファイルをドロップする必要はなく、メニューから開いてください。
    モノクロバージョン:Mars Digital Image v2.1(B&W) 1/XXdeg
    MGSカラーバージョン:Mars Digital Image v2.1(Color) 1/XXdeg

地形データとの合成

 コチラにある火星の地形データを使って重ね合わせを行えば、カシバードで3D表示が楽しめます。
 1/256解像度であれば MOLA の 1/128度メッシュ、1/64解像度は MOLA でも 1/64度メッシュを重ね合わせると良いです。
 ただし、緯度経度正確バージョンを使って下さい。そうしないと重なりません。

 重ね合わせるにはMDIM画像を開いた状態で、[編集]−[標高データを重ねる]で行います。

簡単縮尺切り替えファイル
mars.matをダウンロードして下記の手順で入れると、標高合成された、火星の縮尺切り替え可能な地図ができます。

  1. 火星の地形データと上記火星の衛星画像のうち、1/16、1/64,1/256(地形は1/128) をダウンロードし、それぞれを一度カシミールで開きます。
  2. mars.matをダウンロードし、カシミールの DIM フォルダにコピーします。
  3. 上記ファイルをカシミールにドロップします。

その他の注意事項

  •  カシミールは Ver8.0.9 以降を推奨します。カシバードでプレビュー範囲が広がっていますので快適です。
火星の地名などは下記を参照。 http://www.student.oulu.fi/~jkorteni/space/mars/maps/mapwithnames.jpg

火星探査機着陸地点
いずれも測地系は[Mars]です。
Mars Rover Spirit の着陸地点。南緯 -14'35'24 東経 175'18'00
Mars Rover Opportunity の着陸地点。南緯 -1'58'48 西経 -5'58'48

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