13.6  CGの作成

 カメラの向きや位置が決まったら、さっそくCGを作成しましょう。
 

(1)撮影距離の設定

 まずは撮影距離を設定します。
 撮影距離はカメラの位置から何kmまでを描くかです。
 CGの作成には時間がかかりますので、遠くまで描く必要がないときは小さな値にします。逆に、可視判定などで遠望が必要なときは大きくします。
 コントロールバーの[撮影範囲]のスライダーを動かすか、または[設定]-[描画の設定]の最大距離に数値を入れます。
 通常50mメッシュ相当の標高データであれば10km〜20km、250mメッシュ相当ならば100km〜200kmが適当です。

(2)[確認]する

 CGの作成にはマシンや設定条件などで作成時間が大きくかかることがありますので、[確認]でカメラの設定が良いかを確かめてから、本番に移ります。
 確認はコントロールバーの[確認]で行えます。
 確認のときは、地面がおおざっぱに描かれます。また、地名は表示しません。

(3)CGを作成する

 本番のCG作成です。コントールバーの[撮影]か、[撮影]-[撮影実行]で作成が始まります。
 左下の実行状況のバーが100%になれば終了です。
 なお、中止したいときは、バーの[中止]か、[撮影]-[撮影中止]で中止できます。

(4)部分レイトレーシング

 レイトレーシングのときは、画面上の一部分だけを撮影可能です。
 画面上でマウスをドラッグするとラバーバンドが現れますので、これで描画したい領域を選択してください。選択が終わると撮影が実行されます。
 

 できあがったCGはどうでしょうか?
 気に入らない点などは、次節以降で解説する設定値を変更しながら試行錯誤してみてください。


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